「アプリを作りたいけど、プログラミングは難しそう…」
そんな悩みを解決するのがノーコード開発ツールです。2026年現在、市場には数多くのノーコードツールが登場していますが、どれを選べばいいのか迷っている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、特に人気の高いBubble・Glide・Adaloの3大ツールを中心に、2026年最新の料金プランや機能を徹底比較します。副業・スモールビジネス・社内ツール・MVP検証など、目的別のおすすめも紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
ノーコードツールとは?2026年の市場動向
ノーコードとは
ノーコード(No-Code)とは、プログラミング言語を一切書かずにアプリケーションを開発できる手法のことです。ドラッグ&ドロップの直感的な操作で、Webアプリやモバイルアプリを構築できます。
従来、アプリ開発にはHTML、CSS、JavaScript、バックエンド言語(Python、Ruby、PHPなど)の知識が必須でした。しかしノーコードツールを使えば、非エンジニアでもアイデアを形にできる時代になりました。
2026年の市場規模
ノーコード・ローコード市場は急成長を続けています。
日本国内の市場規模
- 2024年:1,010億円
- 2025年:1,166億円
- 2026年:1,330億円(予測)
ITRの調査によると、2026年度には2021年度の2倍以上の市場規模に拡大する見込みです。年平均成長率(CAGR)は16.8%と、非常に高い成長率を維持しています。
世界市場の規模
- 2026年:210億ドル(約3兆1,800億円)
世界的にも年率44%の成長が見込まれており、ノーコード開発は今後のIT業界の主流になりつつあります。
なぜノーコードが注目されているのか
1. IT人材の不足
経済産業省の調査では、2030年には45万〜79万人のIT人材が不足すると予測されています。ノーコードは、非エンジニアでも開発に参加できるため、この人材不足を補う手段として期待されています。
2. DX推進の加速
企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)が進む中、現場部門が自らツールを作成する「市民開発」の需要が高まっています。
3. スタートアップのMVP検証
限られた予算と時間でプロダクトを検証したいスタートアップにとって、ノーコードは最適な選択肢です。
比較対象ツール一覧
今回比較するツールは以下の5つです。
| ツール名 | 特徴 | 得意分野 |
|———-|——|———-|
| **Bubble** | 本格的なWebアプリ開発 | SaaS、マーケットプレイス |
| **Glide** | スプレッドシートから即アプリ化 | 社内ツール、データ管理 |
| **Adalo** | モバイルアプリ特化 | iOS/Androidアプリ |
| **FlutterFlow** | ネイティブアプリ開発 | 高品質モバイルアプリ |
| **AppSheet** | Google連携が強力 | 業務アプリ、自動化 |
それぞれ得意分野が異なるため、何を作りたいかによって最適なツールは変わります。
各ツール詳細比較
Bubble – 本格的なWebアプリ開発向け
概要
Bubbleは、最も自由度の高いノーコードツールとして知られています。2012年にアメリカで誕生し、現在は300万人以上のユーザーが利用しています。
Bubbleの最大の特徴は、ほぼすべての機能をノーコードで実現できる点です。データベース設計、API連携、複雑なワークフロー、決済機能など、従来はコーディングが必要だった機能も視覚的に構築できます。
向いているプロジェクト
- SaaSプロダクト
- マーケットプレイス(CtoC、BtoB)
- 会員制サービス
- 管理画面付きWebアプリ
- MVP(実用最小限製品)の構築
メリット
1. 圧倒的な自由度
レイアウト、ロジック、データベースをすべてカスタマイズ可能。「これができない」という制限がほとんどありません。
2. 豊富なプラグイン
決済(Stripe)、認証(Google、Facebook)、地図(Google Maps)など、1,000以上のプラグインが利用可能。
3. スケーラビリティ
成長に合わせてインフラを拡張可能。実際にBubbleで作られたサービスが数億円の資金調達に成功した事例もあります。
デメリット
1. 学習コストが高い
自由度が高い分、習得に時間がかかります。基本操作を覚えるまでに1〜2週間、実用レベルまでは1〜2ヶ月は見ておきましょう。
2. モバイルネイティブ非対応
Webアプリ(PWA)として動作するため、App Store/Google Playへの直接公開は難しい場合があります。
3. 従量課金制
「ワークロードユニット(WU)」という独自の課金体系があり、アクセス数が増えると料金が上がります。
料金プラン(2026年最新)
| プラン | 月額料金 | 主な機能 |
|——–|———-|———-|
| Free | $0 | 50K WU、Bubbleブランド表示 |
| Starter | $69 | カスタムドメイン、公開可能 |
| Growth | $249 | 500K WU、ブランド削除(推奨) |
| Team | $649 | バージョン管理、複数エディタ |
| Enterprise | 要問合せ | カスタムインフラ、高度なセキュリティ |
※年払いで約20%割引
Glide – スプレッドシートから即アプリ化
概要
Glideは、Googleスプレッドシートをデータソースにしてアプリを作成できるツールです。スプレッドシートにデータを入力するだけで、自動的にアプリのUIが生成されます。
「とにかく早く作りたい」「複雑な機能は不要」という場合に最適です。数時間でアプリを公開することも珍しくありません。
向いているプロジェクト
- 社内データ管理アプリ
- 在庫管理システム
- 顧客リスト管理
- イベント管理アプリ
- 簡易的な業務ツール
メリット
1. 圧倒的なスピード
スプレッドシートを接続するだけでアプリの骨組みが完成。修正もスプレッドシートを編集するだけ。
2. 直感的な操作
40種類以上のコンポーネントをドラッグ&ドロップで配置。コーディング知識は一切不要。
3. Googleとの親和性
Google WorkspaceユーザーならGoogleスプレッドシートとの連携がスムーズ。
デメリット
1. カスタマイズ性に限界
Bubbleほどの自由度はなく、複雑なロジックや独自デザインの実装には向きません。
2. ユーザー課金モデル
ユーザー数が増えると料金が跳ね上がる可能性があります。大規模な外部向けサービスには不向き。
3. パフォーマンス
スプレッドシートベースのため、大量データの処理には限界があります。
料金プラン(2026年最新)
| プラン | 月額料金(年払い) | 主な機能 |
|——–|——————-|———-|
| Free | $0 | 1アプリ、10ユーザー、25,000行 |
| Explorer | $19 | ワークフロー、Glide AI、統合機能 |
| Maker | 要確認 | 3アプリ、無制限個人ユーザー |
| Business | $60〜$125 | ユーザー課金、高度な機能 |
| Enterprise | 要問合せ | SQL対応、高度なスケーラビリティ |
※年払いで20%割引
Adalo – モバイルアプリ特化
概要
Adaloは、iOS/Androidのモバイルアプリ開発に特化したノーコードツールです。App StoreやGoogle Playへの公開が簡単にできることが最大の強みです。
「スマホアプリを作りたい」「アプリストアに公開したい」という方に最適な選択肢です。
向いているプロジェクト
- スマホ向けサービス
- iOS/Androidアプリ
- PWA(Progressive Web App)
- MVP検証用アプリ
メリット
1. ストア公開が容易
有料プランであれば、ワンクリックでApp Store/Google Playに申請可能。
2. モバイル最適化
モバイルファーストの設計で、スマホで使いやすいUIを簡単に作成。
3. コンポーネントが豊富
リスト、フォーム、ナビゲーション、チャートなど、モバイルアプリに必要な部品が揃っています。
デメリット
1. Webアプリには不向き
PC向けの管理画面やダッシュボードを作るには、Bubbleの方が適しています。
2. パフォーマンス問題
ネイティブアプリではないため、動作が重いという声もあります。
3. 機能の制限
Bubbleほどの複雑なロジックや、高度なデータ処理は実装しにくい場合があります。
料金プラン(2026年最新)
| プラン | 月額料金(年払い) | 主な機能 |
|——–|——————-|———-|
| Free | $0 | 200レコード、ストア公開不可 |
| Starter | $36 | 1アプリ公開可能 |
| Professional | $52 | API連携、複数アプリ |
| Team | $160 | 優先サポート |
| Business | $200 | エージェンシー向け |
※月払いは約25%増
その他注目ツール(FlutterFlow、AppSheet等)
FlutterFlow – 高品質ネイティブアプリ開発
FlutterFlowは、Googleが開発したFlutterフレームワークをベースにしたノーコードツールです。ネイティブアプリに近いパフォーマンスを実現できます。
特徴
- Flutterコードを出力可能(ベンダーロックインなし)
- 高いパフォーマンス
- カスタマイズ性が高い
料金プラン(2026年)
| プラン | 月額料金 | 主な機能 |
|——–|———-|———-|
| Free | $0 | 2プロジェクト、コード出力不可 |
| Basic | $30〜39 | コード出力、無制限プロジェクト |
| Growth | $70〜80 | ストア公開、Git連携 |
| Business | 〜$150 | 5ユーザー、高度なセキュリティ |
向いている人
- パフォーマンスにこだわりたい
- 将来的にコードで拡張したい
- ネイティブアプリを作りたい
AppSheet – Google連携の業務アプリ
AppSheetは、Googleが買収したノーコードプラットフォームです。Google WorkspaceやGoogle Cloudとの連携が非常に強力です。
特徴
- Googleスプレッドシート、BigQueryと直接連携
- 自動化(オートメーション)機能
- AIによるアプリ生成(Gemini連携)
料金プラン(2026年)
| プラン | 月額料金(ユーザー単位) | 主な機能 |
|——–|————————-|———-|
| Free | $0 | 10テストユーザー |
| Starter | $5 | 基本機能 |
| Core | $10 | フル機能 |
| Enterprise Plus | 要問合せ | 高度な管理・セキュリティ |
※非営利・教育機関は50%割引
向いている人
- すでにGoogle Workspaceを使っている
- 社内ツールを作りたい
- 自動化・ワークフローを組みたい
目的別おすすめツール
副業・スモールビジネス向け
おすすめ:Adalo または Glide
副業やスモールビジネスでは、初期コストを抑えながら素早くサービスを立ち上げることが重要です。
| ユースケース | おすすめツール | 理由 |
|————–|—————|——|
| 予約アプリ | Adalo | モバイル特化、ストア公開が簡単 |
| 顧客管理 | Glide | スプレッドシートで手軽に管理 |
| ECサイト | Bubble | 決済連携、カスタマイズ性 |
選び方のポイント
1. スマホアプリならAdalo
2. 社内・限定利用ならGlide
3. 本格的なサービスならBubble
予算目安
- Adalo Starter: $36/月(約5,400円)
- Glide Explorer: $19/月(約2,900円)
社内ツール開発向け
おすすめ:AppSheet または Glide
社内ツールは、限られたユーザーが使う業務効率化アプリです。高機能よりも「早く作れる」「維持しやすい」ことが重要です。
| ユースケース | おすすめツール | 理由 |
|————–|—————|——|
| 在庫管理 | AppSheet | スプレッドシート連携、自動化 |
| 日報・報告 | Glide | 直感的なフォーム作成 |
| 承認ワークフロー | AppSheet | ワークフロー機能が強力 |
選び方のポイント
1. Google Workspace利用中ならAppSheet
2. シンプルなデータ管理ならGlide
3. 複雑な業務ロジックならBubble
予算目安
- AppSheet Core: $10/ユーザー/月
- Glide Business: $60〜$125/月
MVP検証向け
おすすめ:Bubble または FlutterFlow
MVP(Minimum Viable Product:実用最小限製品)は、最小限の機能でアイデアを検証するためのプロダクトです。
スタートアップや新規事業では、「作り込みすぎない」「素早くユーザーに届ける」ことが成功の鍵です。
| ユースケース | おすすめツール | 理由 |
|————–|—————|——|
| SaaS検証 | Bubble | 自由度が高く、拡張性◎ |
| モバイルサービス | FlutterFlow | ネイティブ品質、コード出力可 |
| BtoB管理画面 | Bubble | 管理画面構築に強い |
選び方のポイント
1. WebサービスならBubble
2. モバイルアプリならFlutterFlowまたはAdalo
3. 将来コードに移行するならFlutterFlow
予算目安
- Bubble Starter: $69/月(約10,400円)
- FlutterFlow Basic: $30/月(約4,500円)
料金比較表
2026年1月時点の料金を一覧で比較します。
無料プラン比較
| ツール | データ制限 | 公開 | ブランド |
|——–|———–|——|———-|
| Bubble | 50K WU/月 | 不可 | 表示あり |
| Glide | 25,000行 | 10ユーザーまで | 表示あり |
| Adalo | 200レコード | 不可 | 表示あり |
| FlutterFlow | 2プロジェクト | 不可 | – |
| AppSheet | 10テストユーザー | テストのみ | – |
有料プラン最安比較
| ツール | 最安プラン | 月額(年払い) | 主な用途 |
|——–|———–|—————|———-|
| Bubble | Starter | $69 | 個人開発 |
| Glide | Explorer | $19 | 小規模アプリ |
| Adalo | Starter | $36 | モバイルアプリ |
| FlutterFlow | Basic | $30 | MVP開発 |
| AppSheet | Starter | $5/ユーザー | 社内ツール |
本格運用向けプラン比較
| ツール | 推奨プラン | 月額(年払い) | 特徴 |
|——–|———–|—————|——|
| Bubble | Growth | $249 | ブランド削除、500K WU |
| Glide | Business | $60〜125 | ユーザー無制限 |
| Adalo | Professional | $52 | API連携、複数アプリ |
| FlutterFlow | Growth | $70〜80 | ストア公開、Git連携 |
| AppSheet | Core | $10/ユーザー | フル機能 |
コスト試算例
ケース1:個人開発のモバイルアプリ
- Adalo Starter: $36/月 = 年間 約$432(約65,000円)
ケース2:社内10人で使う業務アプリ
- AppSheet Core: $10 × 10人 = $100/月 = 年間 約$1,200(約180,000円)
ケース3:月間1万UUのWebサービス
- Bubble Growth: $249/月 = 年間 約$2,988(約450,000円)
よくある質問(FAQ)
Q1. プログラミング経験ゼロでも使えますか?
A. はい、すべてのツールがプログラミング不要です。
ただし、ツールによって学習難易度が異なります。
| ツール | 学習難易度 | 習得目安 |
|——–|———–|———-|
| Glide | ★☆☆☆☆ | 数時間〜1日 |
| AppSheet | ★★☆☆☆ | 1〜3日 |
| Adalo | ★★☆☆☆ | 1週間 |
| FlutterFlow | ★★★☆☆ | 2週間 |
| Bubble | ★★★★☆ | 1〜2ヶ月 |
Q2. 作ったアプリの所有権は?
A. 基本的にあなたに帰属します。
ただし、ツールによって条件が異なります。
- Bubble:アプリの所有権はユーザーに帰属。ただし、Bubbleプラットフォーム上でのみ動作。
- FlutterFlow:コード出力機能があり、完全にコードを所有可能。
- Glide/Adalo/AppSheet:プラットフォーム依存。別環境への移行は困難。
Q3. 有料プランから無料に戻せますか?
A. はい、ダウングレード可能です。
ただし、無料プランの制限(データ量、機能制限)に収まる必要があります。超過分のデータは削除される可能性があるため、事前にバックアップを取りましょう。
Q4. セキュリティは大丈夫?
A. 主要ツールはエンタープライズレベルのセキュリティを提供しています。
- SSL/TLS暗号化(全ツール対応)
- SOC 2認証(Bubble、AppSheet)
- GDPR準拠(全ツール対応)
ただし、機密性の高い個人情報を扱う場合は、Enterpriseプランの検討を推奨します。
Q5. 日本語サポートはありますか?
A. 公式の日本語サポートは限定的です。
| ツール | 日本語UI | 日本語ドキュメント | 日本コミュニティ |
|——–|———|——————-|——————|
| Bubble | × | △(有志翻訳) | ○(活発) |
| Glide | △ | × | △ |
| Adalo | × | × | △ |
| FlutterFlow | × | × | △ |
| AppSheet | ○ | ○ | ○(Google公式) |
AppSheetはGoogle製のため、日本語サポートが最も充実しています。
まとめ
本記事では、2026年最新のノーコードツール5種を比較しました。
ツール選びのフローチャート
何を作りたい?
│
├─ Webアプリ(PC向け)
│ └─ 複雑な機能が必要 → Bubble
│ └─ シンプルでOK → Glide
│
├─ モバイルアプリ
│ └─ ストア公開したい → Adalo / FlutterFlow
│ └─ PWAでOK → Glide / Adalo
│
└─ 社内ツール
└─ Google Workspace利用 → AppSheet
└─ シンプルなデータ管理 → Glide
各ツールの推奨ユーザー
| ツール | こんな人におすすめ |
|——–|——————-|
| **Bubble** | 本格的なWebサービスを作りたい、SaaSを開発したい |
| **Glide** | 社内ツールを素早く作りたい、スプレッドシートを活用したい |
| **Adalo** | スマホアプリを作ってストアに公開したい |
| **FlutterFlow** | 高品質なネイティブアプリを作りたい、将来コードで拡張したい |
| **AppSheet** | Google Workspaceと連携した業務アプリを作りたい |
最後に
ノーコードツールは「目的に合ったものを選ぶ」ことが最も重要です。
まずは無料プランで実際に触ってみることをおすすめします。すべてのツールが無料で試せるため、実際に使ってみて自分に合うかどうかを確認しましょう。
ノーコード市場は2026年に1,330億円規模に成長し、今後もさらに拡大が見込まれています。この波に乗って、あなたもアイデアを形にする第一歩を踏み出してみませんか?
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